民間用フライトシミュレーターは、世界中に約1200台余りありますが、JALシミュレーターエンジニアリングでは、日本航空インターナショ
ナル(JALI)日本航空ジャパン(JALJ)の運航訓練部と整備訓練部及び鹿児島にある日本エアコミューター(株)(JAC)のシミュレーター日本
トランスオーシャン航空(株)(JTA)運航乗員訓練部のトレーナなど、およそ30台のシミュレーターを整備しています。
この他にも、千歳にある航空自衛隊が所有する政府専用機用シミュレーターへの技術支援、整備を行っている為、JALシミュレーターエンジ

ニアングのサポート範囲は、北海道から沖縄まで日本全国に及びます。

 

  シミュレーターでは航空機で使用されているような高度な技術が駆使されており、
  その整備を行う整備員には、最高水準の技術力が要求されます。シミュレーター整備は
  常に様々な職種の顔を持っています。例えば、コックピットの仕事をする時は、実機メ
  カニックになり、シミュレーター心臓部であるコンピュータのプログラム改修をする際
  は、コンピュータエンジニアになり、フライト関連で不具合がある時は、パイロット役
  を行います。また、シミュレーター本体の故障を修理するだけではありません。
  シミュレーターの性能維持のためには毎日、1週間毎、1ヶ月毎、3ヶ月毎などに行う定
  期点検整備も重要な仕事です。これには細かなチェック項目が決められており、それら
  確実に行う事により故障発を未然に防止しています。
 
     操縦席から見える風景の模擬にはコンピューター・グラフィック技術が駆使されており(ビジュアルモデル)その保守・整備には高度なコン
  ピューター技術が要求されます。 
  空港の建物や標識、滑走路等を最新の状況に模擬する事も仕事です。
  このように航空機の安全運航を我々にしか出来ない立場からサポートしています。
  最新コンピューター技術の粋を集めたシミュレーターの整備は技術力のある若い人たちにふさわしい職場です。
   

 

 

 
  技術部は、機材品質の総合的な管理を行い、機体改修の立案、実施、確認の他、航空局の認
  定関連事業を担当しています。その為、シミュレーターメーカー、ボーイング社、エアバ
  ス社、との技術的なやり取りも日常的に行っています。機種毎の訓練教官ミーティングに
  参加するなど日本航空グループ航空会社の運航訓練部との密接な関係を保ち最高基準の訓練
  環境を提供しています。また、部品課ではシミュレーターから不具合で取り降ろされた各種
  部品の修理を行っています。MTS整備課(MTS:Maintenance Training Simulator)では、航空
  整備士養成用シミュレーターの維持管理を担当し、航空整備士の育成をサポートしています